薬局には、日々さまざまな患者様が来局されます。服用や使用法についての疑問にお答えする中で私たちも日々勉強です。薬局に寄せられる色々な質問について紹介します。
小児用の薬剤は、比較的甘く飲みやすく出来ていますがお口の中に長く留めていることにより苦味の出る場合があります。
そこで、服用の工夫についてお話をする機会は多くあります。ポイントは、苦味やざらつきを極力感じないようにする事です。例えば「アイスクリーム」や「シロップ&ペースト」にするなどです。
体のボツボツ、原因はいろいろ。入浴剤やシャンプー・石鹸・下着などの衣類の接触による刺激やアレルゲンの吸引や接触によるものまでさまざま。 その際、処方されるのが保湿剤やステロイド含有外用薬です。
ステロイドと聞くととても怖い薬、副作用が心配という方は多く、特に小さいお子さんには使用を控えてしまうケースが多く見られます。
ステロイド外用薬の最大の効果は、その抗炎症作用です。炎症の程度に合わせた薬剤を選択し、的確に使用する事で患部の炎症を効果的に抑制します。症状がなくなっても使用を続けたり、漫然と使用する事を避ければ問題はありません。
使用を怖がって、治りかけで中止してしまうとぶり返したりする事もあります。皮膚の改善度をよく観察する事です。休薬のタイミングは、発赤がとれ腫脹、湿疹が平坦となり、浸潤が治まっているかです。改善後は、より弱い薬にスイッチです。